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技能実習生の帰国後の将来を考える

2023年09月19日

こんにちは、カンボジア担当の飯田です。
今日は朝早くから5年満了帰国の技能実習生を空港へ見送りに行って参りました。
というのも、深夜バスで東京まで移動し、早朝東京駅に着くものの、フライトの時間は大事を取って15時だったため、長時間の空きがありました。
大きなスーツケースを2つ、電車の乗り換えに四苦八苦しながら空港に到着したのは9時、一緒にご飯を食べながらたくさん話をしました。
彼女は縫製業で3号まで実習をし、しかもコロナ禍での3号への移行だったため一時帰国はせずにいたため、5年ぶりの帰国となりました。
しかし、彼女の本音は「まだ日本にいたい、特定技能に縫製の職種が追加されれば必ず帰ってくる。」と話していました。
彼女には現在7歳の子どもと、旦那さんがカンボジアにいます。そんなに小さい子がいながら、長い間家族に会わなくても日本にいたい理由は何なのか、疑問に思いました。
彼女曰く、カンボジアは住みやすいけれど、治安も行政も不安定、老後の保障など、日本で整っているものが何もないからだと話しました。
長い期間日本にいる実習生のほとんどは、日本の生活に慣れ、日本の仕組みを理解し、できるならば子供と配偶者を日本に連れてきたいと言います。

私としては、カンボジアの将来を担う若い人材であるため、日本で学んだ技術、規則、習慣をカンボジアへ持ち帰り、自国を育てていってほしいとも考えます。彼女も実際カンボジアに帰り、日本とカンボジアの違いを再確認すると思います。そこで子どもたちに伝え、教育し、少しずつでも良い方向に変えていき、自国の発展に関わっていけたらと願っています。カンボジアでの生活を続けるのか、日本に戻ってくるのか、今後も彼女と話し合っていきたいと思います。

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