皆さん、こんにちは。カンボジア出身のロムオンと申します。
特定技能外国人の就労とビザ申請のサポートを担当しています。
今日は、担当している特定技能のピアロンさんのことを、皆さんに共有したいと思っています。
ピアロンさんは、29歳でカンボジア出身です。日本に技能実習生で初めて来日したときのことをよく覚えています。日本語ができなかったため、勤務先の部長が言っていることが分からなくて、毎日叱られていました。部長が怖いので、日本語が分からなくても、よく「はい」と返事しました。でも、それもあって作業を間違えてしまって、もっと叱られました。相談できるカンボジア人もいなかったので、休日も外出せず、悩みました。なんども「辞めたい」と考えたそうです。
しかし、家族のことを考えて我慢し、毎日疲れていても、1時間は日本語を勉強することにしました。わからない日本語はメモして自分で調べます。間違ったことから勉強し、同じミスをしないように注意するようにしていきました。休日にも、怖くても外に出て新しい物を体験するようにしました。その結果、3年間の技能実習を終了し帰国しました。一旦はカンボジアへ帰国したのですが、特定技能1号で再度日本に来ることにし現在も日本で働き、これまでに合計で7年間も日本で働いています。さらに、特定技能1号が終わっても、特定技能2号になって日本で働き続けたいと考えていて、特定技能2号の試験を受ける予定です。
こんなピアロンさんからの日本で働いている・働こうという外国人の皆さんへのメッセージです。
「日本でうまく働くためには、日本語が重要です。日本語ができれば、仕事も生活も楽しくできると思います。最初は大変だと思いますが、乗り越えることでたくさんのことを経験し、学ぶことができます。私がもし日本に来なかったら、今でもカンボジアの工場で働いていると思います。自分も家族も助けられないです。今は夢を持っています。将来カンボジアへ帰国したら、日本で働いた経験を国で活かしたいと考えています。収穫した野菜の梱包方法と日本の製品を参考に、カンボジアで販売ビジネスを始めたいです。日本に来てとても良かったです。でも、今までもこれからも、家族、カンボジア人のスタッフ、日本人の同僚のみなさんのサポートがなければ、ここにいられないと思っています。本当に感謝しております。そして、もっとたくさんのカンボジア人に日本で働いてほしいです。」
皆さん、ピアロンさんのお話、いかがでしょうか。私はとても感動しました。自分がサポートしている外国人が、何もできなかったときから、困難なことを乗り越え、そして持っている夢を叶えるため、努力しています。
それを見てモチベーションが上がりました。
その頑張りを他の外国人へもどんどん広めて行きたいと強く思っています。
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