2021年05月27日
こんにちは、クメール語(カンボジア語)通訳をしている飯田です。
今や日本中で働く外国人が増え、街中でもよく外国人を見かるようになったと思います。
そんな中で、わたしが良く気になるのは、シャイな性格で自分から発言しない人です。
当然、日本語会話の上達も遅く、仕事中も心を開いて話したりすることや日本での暮らしに慣れるのに時間がかかります。そもそも、カンボジア人は仏教徒、両親や家族との結びつきが強く、一番大事に思っています。私がカンボジアにいたときは若い女子は皆一人暮らしなんてとんでもない、私の友人に至ってはベッドで一人で寝るの?一緒に添い寝して!と言ってきてびっくりしました。
そんなカンボジア人が祖国を出て全く知らない日本へ行くなんてできるのか? と疑問でしたが、企業の面接にくる人の表情は硬く決心しており、「自分が家族を養わなければいけない」 「日本でたくさんお金を稼ぐ」と意気込んでいるのです。そして、寂しい気持ちを内に隠して、家族のため、自分の将来のため、日々日本での仕事を頑張っているのです。
どうかどうか受入企業様が、そんな子達を年に一回でもどこかに連れていってくれたりすると、彼らの一生の思い出になり、その思い出で明日以降も仕事が頑張れます。せっかく日本に来る機会に恵まれたので、日本のすばらしさを彼らに知ってほしいと願っています。