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働き方改革

2021年06月18日

技能実習生や特定技能外国人は、借金を抱えていることが多く、日本で働ける期間が決まっているので、その期間にできるだけ沢山の金額を稼ぎたいと思っています。

面接のときは必ずと言っていいほど、「残業はどのくらいですか?」という質問があります。

 

しかし、2020年4月から残業時間の罰則付き規制が、中小企業にも適用され、

・月に45時間以上の残業ができるのは上限年間6ヶ月

・1ヶ月に60時間をオーバーする残業には50%以上の割増賃金率

これらを、受け入れ企業が遵守すると、彼らに基準以上の残業をしてもらうことができず、実習生・特定技能外国人にとっては稼ぎたくても稼げないという状況が発生します。

 

これは、適用より前に日本に入国している実習生にとっては、なかなか理解しにくいことです。

 

「去年はたくさん稼げたのに何で今年は残業が少ないの?」

「日本に来たら、もっとたくさん稼げると思っていたのに。」

 

この「働き方改革」は、稼ぎたいと思って日本に来た外国人や受け入れている企業にとって、厄介な存在だと思っています。当人の希望をどう正確に把握するかという問題はありますが、外国人たちのもっと働きたいという希望を、なんとか叶えられるような制度になて欲しいと思っています。