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実習生が夫と子供を残し日本で働く理由

2024年02月23日

みなさんこんにちは!カンボジア担当のタンジンです。
 9月18日に一時帰国した技能実習生3号3名について話したいと思います。彼女たちは、実習生2号から3号への移行の時が、コロナ禍だったため、一時帰国はできませんでしした。その為、4年ぶりの帰国でとても楽しみにしていました。
 彼女たちは、深夜バスで福井県から東京まで移動し、早朝に東京駅に着きましたが、羽田からのフライトは、15時だったため長い空時間がありました。東京駅で出迎えてから一緒に羽田まで移動したのですが、3名中2名は東京が初めてで、興奮しながら道中これでもかというくらいたくさん写真を撮っていました。

 羽田空港に着いてからは、彼女たちといろいろな話しをしました。そのうちの一人は、現在7歳の子供と旦那さんがカンボジアに住んでいるとことでした。小さい子がいながら長い間家族に会えずに日本にいたのは何故かと彼女に聞くと、カンボジアは住みやすいけれど、治安も行政も不安定、老後の保障など、日本では当然のように整っているものが何もないからだと話しました。そして、できれば配偶者と子供も日本に連れてきて彼らにもこの環境で暮らして貰いたいと話していました。

 彼女に限らず、長い期間日本にいた実習生の多くは、日本の生活に慣れ、日本の仕組みを理解し、できるならば家族を日本に連れてきたいと考えます。私としては、カンボジアの将来を担う若い人材であるため、日本で学んだ技術、規則、習慣をカンボジアへ持ち帰り、自国を育てていって欲しい気持ちもあります。また、彼女に会う機会があればそのことを話してみようと思います。

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