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多様化する働き方への適合

2024年07月05日

アルバイト採用領域の柴田です。
皆さんはスポットワークという言葉をご存じでしょうか?

継続的な雇用契約ではなく、1日限りの雇用契約を結ぶ働き方です。
ほとんどのスポットワーカーは仲介サービスに登録しています。
そのサービス内のアプリを使うと求人探しから雇用契約、給与振り込みまで短時間で完結することができます。
スポットワークの仲介サービスを提供している企業ですと黄色でおなじみの〇イミー社が有名です。この春からフリマアプリで有名な〇ルカリ社も参入しています。

コロナ禍における テレワーク、フルフレックス制、副業解禁 などの導入で多様な働き方が普及、さらに近年の物価高騰の影響から収入源を増やしたいというニーズも高まり、スポットワークが急速に広まっています。

今や仲介サービスへの登録者は1000万人を超え、日本人の10人に1人はスポットワークに従事しているといわれています。
雇用主は容易に働き手を見つけることができる魅力的なサービスですが、一方で仲介サービスへの手数料も発生するため人件費がかさむ点や、1日限りの従業員なので直接雇用している従業員より生産性が下がるなどの点はデメリットとなっています。

では人件費もかさむし、生産性が下がる 1日限りのスポットワーカーは使うべきではないのか?

これは否であると考えます。

便利だし今増えている働き方だし、手軽で採用・教育コストもかからないスポットワーカーだけで運営すべきか?

これも否であると考えます。

前者の理由としては今後若年層が減少し、働き方が多様化する中で1つの雇用形態に固執することは労働力が確保できなくなるリスクであるからです。
後者の理由としては、前述のとおり人件費がかさみ、雇用者側に人材という成果物が残らないからです。

ではどうすることがベターなのか?

それは、直接雇用にメリットを感じている人材 スポットワークにメリットを感じている人材双方を囲い込むことだと考えます。

直接雇用希望者は シフトの安定 職場への安心感 自身の成長 仲間作りなどの要素を魅力に感じている方が多い印象です。

組織に所属して働き、安定したシフトを保証する 評価などで成長する喜びを実感してもらう 業務外のイベント実施 などの取り組みがこれからはより大事になると考えています。

スポットワーク希望者に関しては 即日払い 本業の空いた時間で就業できる 所属先に縛られない 人間関係を気にしなくてよい などの要素に魅力を感じているようです。

スポットワーカーさんを気持ちよく受け入れ、業務を任せていくことで、またここにスポットで働きに来たいと感じて頂き、リピーターになっていただくことで戦力化し、直接雇用と遜色のない能力のスポットワーカーさんを育成することが大事であると考えています。

今後このスポットワーク市場はさらに拡大するとみられています。
多様化する働き方に雇用側が適合する時代が来ており、時代によりアジャストした雇用者が労働力をより確保できる 日本は今、このフェーズに入りつつあると感じています。

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