私がコロナワクチンを接種した集団接種会場で、技能実習生らしき外国人が一人で来ていました。
たどたどしい日本語の彼にスタッフ2名がかかりきりで対応し、無事接種して帰っていきました。スタッフさんとのやり取りからすると、彼は会社の人が予約はしてくれたようです。
令和2年末に、日本に在留外国人は2,887116人いますが、どのくらいの外国人がワクチンを接種したのでしょうか。厚生労働省は、ワクチン接種記録システム(VRS)に国籍の項目がないため外国人の接種率は集計していないと報道がありました。
私の感覚ですが、外国人の接種割合は、日本人に比較すると相対的に低いと思います。英語圏/漢字圏以外の国は更に低いと思います。「申し込み方法がわからない」「接種券って何?」という話を良く聞きましたので…
また、82,868人(令和3年1月1日現在)いる不法在留者は住民票がないので接種は難しいはずですが、コロナ感染した際の治療費を保険料や税金を払っていない彼らに使わざるを得ないという問題になると思っています。その点からすると、接種をさせた方が良いとも考えられます。私は、有料でも不法滞在者に全員接種させた方が良いと思っています。
話を戻しますが、今回のワクチン接種で感心したことは、ワクチンの説明について日本では珍しいほどに多言語対応が早かったことです。10か国以上の言語で説明書があり驚きました。
一方で、実際の接種となると、私の知る限り、送られてきた接種券もHPからの申し込みも、日本語だけでした。各自治体の管理というのもあり、多言語対応は難しかったのでしょうか。日本語ですし、捨ててしまったり、申し込み方法が分からずに行動できない人が多いのではないでしょうか。外国人の接種が進んでいないとすると、こんなところにも原因があるのかもしれません。
外国人に選ばれる日本にするためには、多言語対応は必須ですね。
ようやく、東京・名古屋・大阪のみですが、多言語対応でワクチン接種できるようになりました。
https://www.moj.go.jp/isa/support/portal/vaccine_covid19.html
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