経理の垣内です。
先日こんなことがありました。
ある特定技能外国人のAさんに「新しいスマフォがほしいでしょ、代わりに契約してあげるよ。お金は掛からないから、在留カード貸してね。」というような親切な言葉をかけてくれる人がいました。Aさんはその言葉を信じて、在留カードを渡してしまいました。新しいスマフォを手に入れたAさん。優しい人がいるんだなと思い過ごしていました。
しかし、数か月して届いたのは、数十万円にものぼる請求書でした。困ったAさんは『助けてください』と当社に連絡をしてきました。
そうなのです。代わりに契約をしてあげるといった人は親切な人ではなく、甘い言葉で誘惑をしている詐欺師だったのです。それを聞き、こんな詐欺があるのかとネットで調べてみると、携帯会社の注意喚起ページがありました。
この内容は当社内ですぐに共有され、当社でサポートをしている外国人全員に注意喚起を図らなければならないと、事例共有を行っています。
この件は、「無料でスマフォが手に入るはずない」常識的に怪しいって思うでしょう、「Aさんが甘いんだよ」としてしまうかもしれませんが、働き疲れている時の”甘い言葉”に判断が鈍ってしまうのかもしれません。どの世界にも悪い人がいて、悪いことでお金儲けをしようと考える人がいるのですなにより、悪いことをしようと考えている人たちは常に手法を変え、アップデートし続けます。
私たちが外国人材の彼らとかかわり続ける限り、彼らの身の回りに起きるこういった事件・事故にもアンテナを立て続けなければいけない、そして彼らに伝え続けることも私たちのせねばならないことであるということを再認識いたしました。
警視庁：https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/sodan/nettrouble/jirei_other/moble_phone_scam.html
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