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外国人と共に働く前に知ってほしいこと”外国語副作用”

2022年09月05日

みなさん日常的に、人の話を聞きながらも考えながら、話していると思います。

すなわち、言語処理と思考という2つの情報処理を同時におこなっていることになります。

 

〇言語処理:頭の中で考えていることを言葉に変換し、さらにそれを相手が理解しやすい表現で伝えること

〇情報処理:五感で受け取ったものを頭に入れて、それをアウトプットすること

 

さて、母国語ではこのような並行処理は皆さん簡単に日ごろからやっていますね。

しかし、母国語とは違う言語を使うときはどうでしょうか。

 

母国語を使って作業を行っているときより少し作業スピードが遅くなったり、反応が遅くなったりしませんか?それは当然のことです。

 

母国語ほどには習熟していない外国語を使っている最中に、一時的に生じる思考力の低下を「外国語副作用」 といいます。

 

こんな副作用がある事だけでも知っていれば、

もし同じ会社で働く外国人が、反応が遅いとか作業が遅いとかイライラする前に、少し待ってあげて、深呼吸するだけでもイライラが収まるかもしれません。

もちろん、外国語に習熟して、母国語とまったく変わりなく使いこなせるようになれば、外国語副作用は消失します。つまり、思考力の低下は起きなくなります。

そんな方は、母国とは違う国に何十年も住んでいて、その国にその土地の友人や知人がたくさんいて、仕事もあってそんな人だけでしょう。

 

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