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日本の働く文化に適応しているの?

2022年10月03日

弊社には、グループ会社にカンボジアの送出し機関であるARS(アジアリクルートスタッフィング)があります。今日は、同社での優秀な人材確保への取り組みについて触れてみようと思います。

https://arscambodia.com/

 

ARSでは、日本へ働きに行きたい人ということで募集を行っています。従来は、募集業務への適性、モチベーションや学習意欲を感覚的に評価し候補生の入校を認めていたのですが、技能実習生として日本入国後に少なからずアンマッチが発生しておりました。

 

<入校時に適性テストの実施>

アンマッチを減らす対策として、ARSでは、入校時に「適性テスト」を行い次の二点の判断を行うことにしました。

・文化の適合度として、日本の働く文化にフィットする人物なのか?

・異文化の適応力として、新しい文化に適応する力があるのか?

適性テストにより、結果をスケールで見ることができるようになり、客観的な判断が行えるとともに、入校に関わる時間も軽減されました。

 

<入校後のARSでの学習>

判断基準を満たしての入校後についても、募集企業様の採用試験に合格した候補者は、6カ月間みっちりと日本語の勉強を行うのですが、各学習クラスの先生たちから授業態度レポートを管理団体様へ定期報告することで、受入側と候補者側双方における継続的な関係作りにも努めてまいりました。

こういった取り組みは、候補者の学習モチベーションの維持向上にも繋がっており、長くお付き合いを頂いている監理団体様からは、優秀な方が増えて来ているとご好評を頂いております。

 

<ARS入校者の適性テストの傾向>

下のグラフから次の2つのことが言えると考えております。

※適性テストの結果は、A⇒Fで、日本文化を含む異文化への適応性が高いことを示しています。

・A-C評価の人材が期毎にに増加傾向(良好な人材が集まっている可能性)

・C評価とD評価を合わせて80%強の傾向が継続

外国人材の採用などの判断材料として適性テストの導入をご検討される場合はご連絡ください。

 

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